キプロス問題


イギリスの統治が終わりを告げ、独立を成し遂げて間もない1963年、ギリシャ系住民とトルコ系住民による民族紛争が勃発、その翌年から国連の平和維持活動が開始された。

1974年になると、当時、軍事政権だったギリシャから支援を受けたギリシャ系住民一派によるクーデターが勃発、この国の大統領を追放してしまう・・・。
これに敏感に反応したトルコはキプロス島北部に侵攻し、翌年にはキプロス島の37%の面積を占領し、"キプロス連邦トルコ人共和国(北キプロス)"、を成立させてしまった。(正式に独立を宣言したのは1983年)

以来、島内は南北に分断されたままで、陸路による往来も不可能な状態が長らく続いている。