ローリング・テイクオフ


日本国内の空港では、離陸開始前に滑走路上で一旦停止してからエンジン出力を最大出力の8割程度まで上げ、出力が安定的に出ていること(エンジン・スタビライズ)を確認後離陸推力まで更にパワーを上げて離陸開始、という手順をとる"スタンディング・テイクオフ"が日常的に用いられている場合が多い。
これに対しローリング・テイクオフは、誘導路から滑走路に入ると一旦停止せずにエンジン出力を最大出力の8割程度まで上げ、出力が安定的に出ていることを確認後離陸推力まで更にパワーを上げて離陸開始、という手順をとる。
欧米の混雑している大空港では離陸にかかる時間を短縮し混雑を緩和するためにローリング・テイクオフが常套手段として用いられていることが多く、離陸滑走距離が長くかかってしまう長距離便のみスタンディング・テイクオフを許可される例が多いようだ。
伊丹空港は標準的にはローリング・テイクオフでの離陸になっている。