数字4ケタの識別番号


スコークと呼称される。

それぞれの管制空域を飛行する機体ごとに割り振られる数字4ケタの識別番号。
操縦席に装備された航空交通管制用自動応答装置(ATCトランスポンダ)に、この識別番号を入力すると、自機の便名や高度などの重要な情報が、各管制担当部署のレーダーに表示されるようになるなど、空の交通安全の確保にたいへん重要なシステムの一翼を担っている。


通常、基本的にすべての旅客機は、管制官から逐一細かい飛行指示が出される計器飛行方式で飛行するが、この場合は管制官より1機ごとに固有のスコークが指示される。

そのほか、スコークには次のような、特別の意味を持つ番号がある。

1.小型自家用機などが、管制官からの細かい飛行指示を受けない、有視界飛行方式で飛行する時は、

  1200:高度10,000 ft未満を飛行する時
  1400:高度10,000 ft以上を飛行する時


2.緊急事態に陥った場合は、以下のようなスコークにセットする

  7500:ハイジャックされた時
  7600:無線通信が出来ない状態の時
  7700:緊急事態が発生した時。 航空交通管制無線では、『スコーク・セブン・セブン』と呼びかける。